2009年07月09日

【報告】筑波大生のためのキャリアビルディングセミナー

先日お伝えした就活イベント
筑波大生のためのキャリアビルディングセミナー
~人事のカリスマに聞く、成長する就活とは?!~

【報告】筑波大生のためのキャリアビルディングセミナー
の報告です。

【セミナー】
17:00~セミナー開始 参加者28名(内、講師1名、スタッフ3名)
参加者の属性:学部2年生、3年生、修士1年生がメイン

■成瀬さん自己紹介
【報告】筑波大生のためのキャリアビルディングセミナー
■人材コンサルとは
■参加者ニーズの把握:となりの人とペアになって「何を聞きたいか」話す。2分間
【報告】筑波大生のためのキャリアビルディングセミナー
出てきたニーズ
①成瀬さんを知りたい!
②企業がどんな人を求めているか知りたい!
③採用活動って何をしているか知りたい!
④夏休みをどうすごすべきか知りたい!
⑤就職の裏側(採用で重視している点など)を知りたい!
⑥大学院生を企業はどう見ているか知りたい!

■①成瀬さんについて
大学3年生当時は部活ばかりをして、就活を考えていなかった。
箱根駅伝に出たい!それが目標だった。
自分の練習もさることながら、部活に『人事部』なるものを
つくり、有力な高校生ランナーに手紙を出したりしていた。
しかし、駅伝でまさかの予選落ち。
腐っていたが・・・いつのまにか、起業家に漠然と憧れるようになる。(テレビの影響?)
体育をしている自分と、なりたい自分の辻褄が合わない気がした。
でも、就活って何か分からない。仕事って何か分からない。

だから仕事している人に会おうと決意。
経営者の本を読んでは、「会いたい!」と思う人に
連絡をとってみる。すると10人に1人くらいが会ってくれた。
アブノーマルだけどシンプルな就活で仕事を選んだ。

■③採用って何をしているのか?
上記はアブノーマルな就活で、一般的な就活は
ナビサイトに登録→説明会参加→ES・筆記→面接→内定みたいな流れ。
でもこれって、本当に企業が欲しい人材を取れるの?

実は企業側も人材をどうやってとるか悩んでいる。
日本全国に登録されている企業は実は260万社ある。
しかし、その中で新卒採用にお金を出しているのは
2万社。更にナビを使っているのは約9千社。
ナビを使う理由は、そのシステムをリクルートが作って
成功したから。

広告費を費やせば人が取れると思い、企業は金を出し
広告が溢れる世の中になった。

でもこういう新卒市場って本当に企業の姿を
学生に伝えているの?

広告は企業の実態からはずれることも出来る。
学生はイメージ(広告費)に依存するから、
過大な広告、過大な表現などを行う。

だから、お金のある大企業が続いていく会社
だとは思わないほうが良い。確率は小さい企業より高いけれど。
会社の規模でなく、企業を見たときの学生の直感のほうが
企業選びの上では大事。

※ちなみに、新卒市場の広告費は1人採用するのに60万円かけるのが相場。
理系の院生を取る場合は100万円。しかし、そんなにかけても約4割が新卒3年以内に辞める。

■②企業はどんな人を求めているか?
これは会社によって違う。求める人物像が違うから。
しかし共通していることは、その人材が会社に入って成長してくれる人材で
その結果会社が成長することである。

しかし、実際に行われている採用は違う。
人事には今年採用する『人数』が伝えられており
それを埋めるための数合わせが存在する。

人事の評価も10人会社に貢献する人材を取るよりも
20人辞めるかもしれない人材を取ったほうが評価される。
(営業と同じような数字主義)

■⑤就活の裏側について(どこを見ている?)
参加者同士でペアを作り、相手を見て相手の自己PRを考え発表する。1分間
じつはちょっと当たっていることが多い。
なぜ印象だけで、人を見ることができるの?

企業が学生を選ぶ選び方は、学生のことをきちんと見ているわけではないことが多い。
人事は完璧ではない。
人事が見ているのは学生の話している内容ではなく、態度や印象だったりする。
『55:38:7』
これは第一印象における情報の占める割合である。
55は視覚情報、38は声、7が話の内容である。
人事は話の内容ではなく態度等で無意識に評価していることを
自分自身知らない。

だからこそ、就活の面接の場だけ、作った話の内容を伝えることは
あまり役に立たない。
それよりも、いつも人事の人に良い印象をもたれるような自分を
日常的に作ることが大事。(毎日の心がけ)

■⑥大学院生を企業はどう見るか?
理系の専門領域の採用に関しては優遇されるが
他に関しては有利不利はない。

■④夏休みをどうすごすべきか?
これは夏休みに限った話ではない。
こういうことを聞かれたら自分は
「自分の人生の目的に向かってください」という。
つまりひとりひとりがどうしたいか次第で行動は変わる。
【報告】筑波大生のためのキャリアビルディングセミナー

人はなりたい自分を描き、そこにいたる努力をする(人生)と
幸せになる。仕事も自分の人生を充実させるものでなければいけない。

だからこそ、まずは自分の人生の目標を描くべき。
そして紙に書く。毎日見て、意識付ける。

1992年 エール大学で行われた調査で
「あなたは自分の目標を神に書き出していますか?」
という質問にYESと応えたのはわずか3%。
残り97%は書き出していなかった。

しかし追跡調査をしてみたところ、社会人になって
このわずか3%の目標を描いていた学生の総収入は
97%の総収入を上回っていた。

これはつまり、目標を描くことがどれだけ人生を
充実させるかに、少なくとも金銭的な見返りにおいて
とても重要だということを示している。

■自己分析について
これが自己分析につながる。
自己分析は過去から自分をひねりだすのではなく
自分は何をしたいか?を調べる作業。

求める自分を描き、そこに至るにはどうするかを考えることが大事。
それを行う上で、日常触れる社会人がどういう思考をしているのか
考えることが大事。

---Q&Aコーナー---
Q.成瀬さんの目標ってなんですか?
A.世界平和。それに対するアプローチが教育。
教育とはポジティブな価値観を与えられる仕事。
でも学校現場じゃなくて、最終的には
サブカルチャーを使って教育的アプローチをしたい。

自分自身、今まで映画、ゲーム、漫画、テレビなど
多くのサブカルチャーから人格形成に大きな影響を与えられてきた。

自分もそういうカルチャー、特に映画を製作したい。

今はそのための人脈や、課題解決能力、マネジメント力を
磨いているが36歳頃から映画製作に携わりたい。

Q.目標が遠いと、モチベーションが下がってしまうのではありませんか?
A.モチベーションを下げないためには、一つ一つの仕事に対する意味づけが大事。
一つ一つの仕事を深く掘り、なぜそれをするのか(目的)、それをすることでどういう状況になるのか(ビジョン)
なぜそういうことがしたいのか(理念)きちんと理解し、意識付けることで
モチベーションは落ちない。

同じレンガを積む作業でも
それがただのレンガ積みなのか
壁作りなのか
教会作りなのか
はてまて、人の心の救済場所作りなのか
という形で認識が違えば、モチベーションは変わってくる。

大切なことは自分自身の意識付け。

以上でセミナー終了。成瀬さんお疲れ様でした。


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